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きいろいゾウ

映画のDVDを借りてきて観たので感想を書きます。

最初の5分で、「とんでもない電波映画DVDを借りてきてしまった」という後悔が私を襲いました。
介護施設で働きながら小説を書くムコさんと、動植物と話ができるツマさんとの夫婦生活を描いてあるのですが、二人ともどこに地雷が埋まっているのか常人には全くわからない人間であるため、最後まで展開が予測不能でただただ戦慄し続けなければならない映画でした。

ツマは動植物と話をして、畑で野菜を採って、近所の子どもと遊び、そしてよくわからない理由で突然怒り出します。こわいです。怒りの度合いが高いとガラスのコップで他人の手を叩いて流血させることもします。こわいです。さらに厄介なのが、自身の感情に寄り添って生きている娘なので、論理的な説得は不可能という点です。こわいです。
ムコの方は毎晩小説と共に日記を書いているだけで結構普通なのかな・・・と思いきや背中にでっかい鳥の刺青があったり、不倫の過去があったり、ツマと出会ったその日に結婚を申し込んだり、幼いころに亡くした親戚のことをいまだにトラウマとして抱えていたり、もうなんか「おまえだけは信じていたのにおまえも電波かよ・・・」みたいな要らぬギャップを見せてくれます。

さて、出会ってすぐに結婚した二人なので、お互いのことをそんなに知りません。
「おれはツマのことをあまり知らないなぁ」という漠然とした不安をムコが日記に書くことから物語が回りだします。
周囲の人間からの影響や、夫婦二人の日々の紆余曲折を経ながら、夫婦がお互いの過去や気持ちを少しだけ知り、多くの言葉や確認を交わさないもののツマとムコの間に信頼感のようなものができて成長していくまでを描いています。

最終的にはハッピーエンドで終わり、ツマは動植物の声が聞こえなくなります。動植物と話すということは、ツマが自己防衛本能で味方を作り出して安心するための手段だったのかもしれません。知らないけど。

まぁなんかとにかく色彩や美術セットがきれいで、少しハチクロと雰囲気が似ているなーと感じました。
常に「オチは!?オチは!?ねえ今の話のオチは!?」と私に思わせるところも似ていると思いました。

もう観ないかな。
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海街diary

はじめに:
原作が大好きなので、海街diaryを公開初日に映画館へ観に行きました。
なるべくネタバレしないように感想文を書き残しておきます。
http://umimachi.gaga.ne.jp

ストーリー:
うまくまとめたな〜、という印象です。ストーリーとしては、何個か物語を端折ったり時系列いじくりながらたくさんの話を詰め込んでいる感じでした。

キャスト:
不満はあまりありませんでした。
綾瀬はるかは、シャチ姉にしては苛々している様子が上品な印象でした。笑。綾瀬はるかのシャチ姉は佳乃や陽子さんに対して怒鳴ってはいるものの静かに怒っている印象ですが、シャチ姉はもっと相手に対して高圧的に怒るイメージなんですよね。パンチ不足でした。
長澤まさみは一番良かったな。長澤まさみ流の香田佳乃をうまく導き出してくれていました。
「(ペディキュア)塗ってあげよっか?」のシーンなんて、「ちょっと悪めのお姉ちゃん」ていう佳乃の良さが出てて可愛かった。あと、とにかく身体のラインがキレイ。喪服もスーツも普段着も全部似合う。
夏帆は原作のチカよりも遥かに可愛すぎました。かわいい不思議ちゃんに変身してました。
広瀬すずは…すずちゃんはもう少し明るいし都会慣れしていないさっぱりとした子だと思うので、自分の中でのイメージと少し違いました。すみません。でもかわいかったのでそれほど気になりませんでしたが。

周囲の配役も充実していますよね。終始、演技力に圧倒されていました。

ほどよいノスタルジー:
カマドウマが出てぎゃいぎゃい騒いだり、生しらすを茹でたり、庭の梅をとって梅酒を作ったり、海を歩いたり。
都心のマンションで暮らしている私からしたらとても眩しい4人の暮らしぶりは、ほどよいノスタルジーを誘います。原作でもシーン自体はあるのですが、実写で見るとまた一味違いますよね。

女子寮っぽさ:
自分自身が寮生活に憧れがあったのもあり、四人が女子寮にいるかのようにきゃいきゃい言ったり、けんかをしたり、深夜におしゃべりしたり、居間でお勉強していたり、ごはんを作ったりしている様子を見ながら、「うーん本当に楽しそう!自分の家にもたくさんお姉ちゃんや妹がいたら良かったのになぁ!!」と心の中で叫ばずにはいられませんでした。
原作よりも何気ないシーンが多くて、原作よりもいっそう女子寮っぽさが伝わってきました。うらやましい。

で、結局何がよかったのか:
よくよく考えてみると、私が原作で好きなポイントが全て守られていて、なおかつ再現されていたので、映画を楽しめたのだと思います。
ちなみに私が原作を好きなポイントは簡単に書くとこんな感じです。
・家族ではなかった他人が、少しずつ仲良くなって大事な家族になっていく過程
・鎌倉で暮らす四人の生活
・登場人物のカッコよさと脆さ、ダメさのバランス
・ストーリー全体から感じる人間のあたたかさ

私が原作を知っている実写映画を見る場合、知らず識らずのうちに登場人物の言葉、一挙手一投足についての設定が私の頭の中で既に完成されていることが多いので、ついついその価値観に基づいて映画を評価してしまいます。

「これは佳乃だったら絶対しないのにー!」
「すずちゃんはここでこんな言い方しない!」

こういった「不一致から来る不快感」が極力少ないものについて「心地いい」と感じてしまう傾向があります。
というわけで、是枝監督の原作の解釈と私の解釈が似ていたということなのでしょう。構成を映画時間に収めるために何個か原作ストーリーを端折って入れ替えしていても、伝えなきゃいけない大切なことは端折らずに丁寧に描いてくださった印象でした。

おわりに:
原作ファンはとりあえず観に行って、鎌倉のすてきなところを実写でたくさん見てきたらいいと思うよ!!!

以上です。
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